いつもの例会場のセンチュリーHがリニューアル工事中の為、仮の例会場、同系列の京都タワーホテルの9階で開催しました。

12月(成道会)例会 – 支援金授与式

会長開会の挨拶
皆さんこんばんは、こちらの会場は今回始めて使わせていただきました。(素晴らしいホテルなので、)できればこのまましばらくお借りしたいと、このように思う次第でございます。
今日は、お寒い中、ようこそお足をお運びいただきまして、ありがとうございます。
これから、仏教クラブとしては、久々に二つの慈善団体にご支援申し上げるわけでございますが、その前に一言、12月8日は、お釈迦様がお悟りを開かれた成道会の日でありますけども、ガンジー首相の呼びかけによりまして、(1956年当時のインド政府は仏教紀元2500年を祝いブッダガヤを仏教による世界平和の本拠地とする宣言)今から44年ほど前(1973年)には、印度山・日本寺の落成がありまして、私ども一行は一ヶ月ほどかけて、インドはブッダガヤを中心としてインド全土の仏跡を巡拝させていただいたのでありますが、もう、44年も前のことであります。
今のインドと比べますと、大きく町の様子が違っておりますが、あれから今までに4度お参りをしておるのでありますが、行く度に、釈尊が成道をされた地に立つと感激を新たにしておるのであります。
そんな成道会の日に、仏教クラブの例会ということで、まことにありがたく思う次第であります。
今後ともよろしくお願いを申しあげまして。開会のご挨拶とさせていただきます。


司会(信ヶ原雅文事務局長)
今年の4月から、例会時のテーブルに置いてある微笑箱(募金箱)に会員各々が自由に投入された貴重な現金を団体個人を問わず慈善事業をされる方々に支援金としてお預けすることになり、今年はまず、4月から10月までの六か月分だけとなりますが、この微笑箱に入れられた金額に基づいて、2月にお話をいただいた特定非営利法人ジャパンハートさんと、4月にお話いただいたフィリピンの恵まれない子供たちに支援を続けておられるカワセミクラブの二つの団体に、支援金目録をお渡ししたいと思います。
本日はジャパンハート最高顧問の吉岡秀人様、そして、当クラブの会員でもある翡翠倶楽部(カワセミクラブ)の小泉顕雄様においでいただいておりますので、その代表のお二方に支援金を託します。


大谷会長よりお二方に目録授与会場、拍手。新聞各社カメラフラッシュ)


 

ジャパンハート最高顧問の吉岡秀人氏お礼のご挨拶

本日は、ありがとうございました。
以前、話させていただきました時に、僕の医療活動のご縁がですね、第二次世界大戦下におけるビルマ戦線でお亡くなりになった遺族会の方からの依頼によってミヤンマーに行ったことから始まったのですが、30万人が従軍しまして、約20万人が帰らぬ人となり、10万人は、なんとか帰って来たということであります。
このご遺族が戦後ずっと慰霊を続けておられましたが、50年も経ちますと年をとって、体力的に慰霊が出来なくなったので、私に、自分の身内(従軍兵士)の代わりに今の時代を生きる現地の人たちを、お礼の意味を込めて助けてくれないか、というお話でした。
当時のミヤンマーの平均寿命が56、7歳だったように記憶していますが、(そんな心優しい現地の人が)バタバタ死んでいくものですから、ぜひ、なんとか助けてくれないかということで僕に依頼がありまして、それが僕が海外で医療活動を始めたきっかけとなっています。
あのー、最近お付き合いをさせていただいている「よおこさん(?)」という方がおいでになりまして、彼は、松下政経塾の初代塾長であった方で、最近いろいろ教えを受けております。
その彼が、最近僕に言われたのが、幸之助がいつも言っていたことがある。それは何かというと、「素直な心」・・・なんですね。彼はそれをづうっと、大切にしていた。と言うんですね。
素直・・・というのは、素直な気持ちだけではなく、何に素直かということで、これが大切だいうことなんですね。
皆、それが分からないから、うまく行かないんだ。と言うんです。
それは、何に素直であればいいのかというと、それは、良いことをしたら、必ず自分が助かる。困っている人を助けたら、必ず自分に返ってくるとか、そういうことなんだそうです。
花の種を植えれば、必ずきれいな花が咲く。(つまり、)世の中の仕組みに素直になれということなんですね。

僕は、ミヤンマーに行った時に20万人が死んで10万人が生きて帰って来たというお話をしましたが、亡くなった人も生き延びた人も、ものすごい数の日本兵がミヤンマー人に助けられているんですよ。
現地の家に逃げ込んでは水を貰い。命からがら追われていたら匿ってもらい、傷を癒し、食料をめぐんで貰い、水を与えてもらい、そしてなんとか10万人が生きて帰ることができた。

それで、僕はお返しがしたいと思ったんです。日本人を助けてくれた人々にお返しがしたいと思ったんです。
でも、当時の人はもういませんから、現在の現地の人の為に尽くそうとそう、思ったのです。亡くなった20万人と帰ってきた10万人合計30万人の人と同じ数の現地の人々を助けるまでミヤンマーで医療活動をしようと思ったんです。
それは、僕の心に起こった、素直な気持ち、心なんですね。
「助けてくれてありがとう。」の連鎖で、これから、日本が困ったことになったら、また、彼らは助けてくれるかもしれません。
ぜひ、今日頂いた、皆様の善意を、あの土地で困っている人にお届けしたいと思います。必ず生かしたいと思います。ここでお約束したいと思います。どうもありがとうございました。

ジャパンハートWebサイト


 

翡翠倶楽部(カワセミクラブ)の小泉顕雄氏のお礼のご挨拶

この度は、大変ありがたいご配慮をいただき、心からお礼と感謝を申し上げる次第です。
今年の2月の例会で、吉岡先生が講演をされましたが、実は私、6、7年前にミヤンマーのマンダレーという地で医療をされる先生にお会いしており、先生の真摯な医療活動に、言葉では言い表せないぐらいの大きな感動を覚え、またその夜に、先生のご配慮でその街の中華料理屋さんで、非常においしい中華料理を頂いたのを覚えておりましたので、仏教クラブの2月の例会で改めて先生のお話をお聞かせいただいた時、また新たに感動を覚えたのですが、まさか、その先生と並んで、同じように支援金を頂くことになろうとは夢にも思っておりませんでした。
今年初めの当クラブの運営委員会で、会員スピーチの候補者を選んでいた時のことなんですが、「小泉さん一度しゃべってみないか?」と私の活動を(Facebook等で)周知の委員より声が上がりまして、もともとあつかましい性格の私でありますので、「ぜひ、しゃべらせてください!」ということで、吉岡先生の後の4月に、皆さんの前でお話をさせていただいたのです。
この会は、私を大きく勇気づけてくれる会でありまして、このお話をさせていただいた時にも、あつかましくも支援協力をお願いしたのですが、たくさんの会員よりご協力を頂戴しております。おかげさまで今年もたいへん充実した支援活動をすることができました。ありがとうございました。
実は、私は自坊の有る園部のライオンズクラブの会員でもありまして、このクラブが過去3年間、地元の高校生を現地に派遣をして、高校生同士の交流と、(両国の)高校生自らが貧困の村に入って自分たちの手で食事を作って、それを一人一人の貧しい方々に配給しながら、いろいろ、交流を深めていくという企画を3年間続けていたのですが、園部のライオンズクラブとしては、この企画は3年で打ち切るということになったのです。
ただ、この企画の成果というものがあまりにも大きくて、フィリピンの高校にも歓迎してもらいましたし、現地の人々にも喜んでいただきました。その現地の高校の校長先生が、言われましたが、「人間というのは、たったの2・3日の経験でこんなにも(良く)変われるのか!」と、現地の交流先の高校生の一人が、園部の高校生と一緒に配給の仕事をしただけで、(良く)変わった。
ということで、こんな素晴らしい事業を終わらせるのはもったいない。そんな思いを持っていたのですが、ライオンズクラブの今年のもろもろの事業をやり終えた後の余剰金があったのですが、それにもう少し乗せることができれば、また今年も高校生を派遣できる・・・。
そんな時に、仏教クラブからご支援を頂戴できるというお話が浮上したのですが、実は、このお話も運営委員会の席でのお話でしたので、自分も運営委員の一人でもありますので、ここは、あつかましい自分を押さえ、「もっと、他にふさわしい人がいるのでは」と、良い子ぶったのですが、そのおかげか、結果としてこうして支援を頂けることになりました。(会場笑い)
このお話を聞いてすぐに地元フィリピンの高校に連絡をし、今年も交流できることになった事を告げ。園部の高校ではその人選をしているところであり、まもなく名簿が上がってくるという段取りになっております。
ほんとに、これ以上お話しすると涙が出てきます。
ほんとにありがとうございました。ほんとに大きな勇気と力を頂きました。
私は浄土宗の僧侶であります。
私の好きな言葉、観無量寿経の中の一節、佛心とは大慈悲是なり(「佛心者大慈悲是」)です。
浄土宗の僧侶として自分自身を磨くためにも、もっともっとフィリピンの恵まれない貧困の村に、この慈悲の心を届けていきたいと思います。
繰り返しになりますが、ほんとに大きな大きな勇気を頂戴しました。ありがとうございました。

カワセミクラブブログ


司会(信ヶ原雅文事務局長)
自分の父親もビルマ戦線の生き残りで、10万人の一人です。
実は、私の名前も、今は亡き父親が、ビルマ戦線に従軍した時に「自分の部下を無傷で日本に帰らすのが役目である」と常々言っておられた日本の小隊長と同じ名前を付けたと聞いております。
本日、二つの団体にお渡しした支援金は、仏教クラブ会員全員の善意です。どうぞ、有意義にお使いくださいますようよろしくお願いします。


 

乾杯の発声本日の成道会例会は、副会長のお一人、立部祐道仁和寺門跡にお願いしました。)
ジャパンハートの皆さん、翡翠倶楽部のみなさん、本日はおめでとうございます。
さて、今から50年ほど前、このタワーホテルが建設されたころ。真夏の頃でありますが、このタワーホテルは、私の初デートの記念すべき場所で、この上の展望台に上って、隅のあまり人が通らないところで、今の家内でありますが、その彼女を私の胸に引き寄せようとしたところ、向こうから人が来まして、私のキスは成し遂げられなったのであります。(会場笑い)
そんな思い出の有るタワーホテルで、今年最後の例会が催されることをうれしく思います。
先ほどの授与された方々のお話で、ビルマとかフィリピンという国の名前が出てきましたが、今日は、くしくも太平洋戦争の始まった日、真珠湾攻撃のあった日でもあったろうかと思います。
昭和20年の終戦を迎えるまで何百万の人々の命が失われたことを思う時、追悼の気持ちを持つ例会でもあると思います。
もう一つは、私の孫3人のうちの一人、真ん中ですが「まこ」という名前です。今日が誕生日です。(会場笑い)
もうひとつは、私、この度、本を出版しました。「ただ、一心に咲く・桜が教えてくれる人生で大切なこと」中央公論新社刊2017年12月10日発行ということで、その前夜祭(会場笑い)
もう、すでに大きな書店には並んでいることと思います。
そういったことを含みながら、皆さん方には平成29年は素晴らしい1年であったと思います。さらに気たるべく平成30年の益々のご活躍、ご健勝を祈念しながら乾杯したいと思います。乾杯!!


( )内は、編集者の補足説明文です。

写真:藤野

編集・文責:藤野正観