仏教関係者が京都に集う会

ネット

ネット

「ネット社会」になりました。
その「網」の一端に繋がれば、世界中の事が即座に分かります。
こんな時代が来るなんて、昔の人は想像していたでしょうか?

実は、天に網が張り巡らされていることなど、古代から分かっていました。
インドではインドラ網(帝網)と言い、中国では天網と表現されていますが、要するにネットです。
帝網(たいもう)はインドラ(帝釈天)の網ということで、各結び目には宝珠があり、他のすべての宝珠同士がお互いを映し合います。
つまり、多くのものが重々無尽に交渉し合っていることを喩えています。

仏教は、インドから中国を経て日本に伝えられた教えですから、インド思想や中国思想をたくさん含んでいます。
帝網も天網も、仏教の世界の話や因果の道理の話に使われてきました。
天の網の目は粗いが、すべてお見通しであると、悪を戒める格言にも使われて来ました。

時が流れて現在でも、更に進化したスマホ・防犯カメラ・人工衛星…私達のする事は相変わらず天の網に捉えられています。
守られていると受け取れば安心な日送りができるでしょうし、見張られていると受け取れば心休まりませんが、とにかく善い事も悪いことも、神仏はじめ皆に分かってしまうのですから、心して生きていくしかありませんね。

文:鈴木顕道

 

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