仏教関係者が京都に集う会

ひま人

「ひま人」を漢字で書けば、閑人となり、閑居とは世間から離れて暮らすことです。

「閑道」「閑道人」という語がありますが、よく調べると、閑道人は閒道人の転訛だそうです。

つまり、門の間から月を見るが如く、俗事を離れて悠々と道を習い修めている人のことを「閒道人」つまり閑人というのです。

麻三斤-洞山禅師-

中国の話です。

洞山守初禅師が庫裡で麻の目方を秤っていた時の事、一人の僧が「如何なるか これ仏」と問うてきました。

洞山は即、「麻三斤」と答えたそうです。

重い・軽いもない、木綿や絹と比べることもない、いま手元にある麻三斤そのままが仏様なのです。

麻三斤を布にすれば、お袈裟が一肩縫えます。

仏を他に求めることなく、比較することもなく、人間生活の不安に翻弄されることもなく、今この場所で生きている自分がそのまま仏であり、やっていることがそのまま仏行であることに気付きましょう。

あらゆることに自分の考えを入れることなく、よく見分してその「ありのまま」を理解し、仏道を成し遂げようとする事こそ、本当の閑人のする事なのです。

 

文:鈴木顕道

 

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