仏教関係者が京都に集う会

言霊

言霊

どんな葉でも、いったん口に出すと、その言葉が自分に様々な影響を与えます。
昔の人は、言葉には呪力があるとし、「言霊(ことだま)」と言ってきました。発せられた言葉によって、幸福にも不幸にもなり得るからです。
「そらみつ 倭国(やまとのくに)は 皇神(すめかみ)の厳しき国 言霊(ことだま)の幸(さき)はふ国と語り継ぎ 言い継がひけり」と万葉集にあるように、日本は、言葉の呪力によって幸福がもたらされる国でした。

仏教では、人間の行動を「(ごう)」という語で括り、業には身・口・意の三種があるとしています。
私たちは(=体)を動かすことによって何かをしていますが、(=心)すなわち精神活動が、身体にそのような動きをさせているのです。
一般の動物は言語を持ちませんから、身と意だけでしょうが、人間には言語がありますから、から出る語つまり言葉が重要な部分を担うことになります。

人間が心に何かを思ったとき、それが言葉になり、行動を起こさせます。
例えば、「有り難い」と思えば「ありがとう」という言葉が出、頭を下げるという動作を引き起こすように、身口意の三種の業が深く関わりあって、一連の行為となっているのです。

人間にとって、言葉は相手に意思を伝えるばかりでなく、「人となり」を伝えるものでもあります。
「言霊」によって幸福を招きたいと願ってやみませんが、くれぐれも「口ばかり」にならないように、気をつけたいものです。

例会案内より

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