仏教関係者が京都に集う会

容姿

容姿

すべての生き物には、顔かたち姿があります。古来、人々は自分の顔をよく見せようと努力してきました。女性の化粧はもちろん、男性の髪形や髭の手入れがその表れです。

仏教でも、仏の容顔(ヨウゲン)や容貌(ヨウミョウ)が大切とされてきました。容顔は仏の顔・姿のこと、容貌は坐禅をしている姿の事を指しました。身のこなしは容止と言います。国語では、容顔(ヨウガン)と容貌(ヨウボウ)は殆ど同じ意味で、顔立ち・顔つきを指し、容止は容姿に通じます。

もちろん、顔つき・姿・身のこなしは、見た感じが良いことに越したことはありません。では、人に良い印象を与える顔つきや立ち居振る舞いを、どうしたらよいのか…それには心の持ち方が一番関係します。仏様のような心構えであれば、容顔・容姿も、そのように成ろうというものですね。

ところで、経典に「紅顔忽ち草葉の露と化し…」という行があります。これは、血色がよくて皮膚に艶のある顔・若さだけを頼る顔の、老い易い事を説いているのです。紅顔の美少年や美人が、その美しさを誇れる日数など幾らもないということです。

本当の美しさは、年齢などには左右されません。修行によって身に着けた「感じの良い容顔・容貌・容姿」は衰えないものなのです。

文:鈴木顕道

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