2001年2月8日  二月(涅槃会)例会ゲストスピーチ「再考・コミュニケーション」岩崎裕美さん

  仏教クラブ 二月(涅槃会)例会



sikコミュニケーション・ト レーナー
岩崎裕美さん
 時代を先取りした企画なのだろうか、小学舘から『週刊古寺をゆく』が創刊 された。
第一弾は奈良の法隆寺が取り上げられている。
その中でお釈迦さまの 入滅を悲しむ弟子たちの姿が、わが国最古の捏盤像として紹介されている。
須 弥山を背景に、横たわるお釈迦さまのまわりに沢山の菩薩・羅漢・天・供養者 たちが、まるで芝居の一場面のように――。

今月は涅槃会例会。仏教徒にとって最 も大切な日、会員そろつて報恩追悼のまことをささげましょう。





 ゲストスピーチは、元KBS京都のアナウンサーでコミュニケーション・ト レーナーとして大活躍の岩崎裕美さんです。
 
いつものように、五十嵐会長の涅槃会例会開会の挨拶に始まったわけだが、釋迦涅槃については、会場の出席者は、周知のとおりなので、あえて今回は、話題を変えて、先日、会長ご自身が創価学会の発行する新聞の発刊記念式典に招待を受け、、既成仏教教団との繋がりを求められたなかで出席されたことや、印象に残ったことを率直に語った。
在家仏教教団であるところの「創価学会新聞」が500万部にのぼり、読売、朝日、毎日新聞に継ぐ部数にあらためてビックリしたことや、既成仏教教団にもそのパワーが欲しいと、出席者全員に語りかけた。
そのあと、家田事務局長より、今回のゲスト、コミュニケーション・ト レーナー岩崎裕美さんが紹介され、今年で50歳になり、ますますパワー全開の、京都では、おなじみの彼女のお話「再考・コミュニケーション」がはじまった。


再考・コミュニケーション

あらかじめ、ホテルが演壇を用意していたのだが、演壇の机が大きすぎた為、ハンディマイクで、まるで、テレビやラジオの公開中継のような形で講演が始まった。

彼女のアナウンサー時代、絶好調の時に突然降板させられ、キズついたこと。またそのことが今の彼女の生き方や考え方を豊かにしたことなど、ご自分の体験を通し、人と人とのコミニケーションとは、いったいどういったことなのか、アナウンサー時代の自分は、聞くことに専念し、ひとつも自分の考えや想いを語っていなかったことに気付き、自分を作り直そうと決心した。

真のコミュニケイト

「真のコミニュケイトとは、やはり相手の何かを共有しないとだめだ。その内容の事柄やその心を共有できた時、すばらしいコミニュケイトができたということではないか。」といろんな事例をあげ、熱く語った。

また、現代の若者の無関心さに、あきれたこと、一人の若者とちょっぴりコミニュケイトできたことなどを通し、次の内容で締めくくった。


まるで、テレビのインタビューのように、会員にマイクを向ける岩崎氏。



言葉の大切さ


今の若者の言葉数の少なさ、表現することの内容のなさ、貧困さ、このあきれんばかりの症状は、やはり家庭や学校にもコミニュケイトする機会が少なく、親子間で、心を共有するような話をしていない家庭が多いこと。
良いにしろ悪いにしろ感情を表に出さない傾向が、気持ちを言葉にし、前面に出せなくしたのではないか――。


歳を重ねるにつけ、我が強くなり、人の話を聞かなくなることは、やはりコミニュケイトを避けていることだから、コミニュケイトを望むなら、聞くこと、聞く力を身につけないとダメと念を押した。

最後に、

コミニュケイトとは、言葉を織物のように紡いでいくこと――。

ではないかと締めくくった。

その後、家田事務局長より、去年の12月のゲストスピーカー、大沼芳則氏新入会員として紹介された。

写真・構成・文:Shokan Fujino