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この秋七十三歳になる。
死ぬまで持ち込む病を三つ四つ抱え、手足、眼、頭すべての機能が老化し、安養国へ先に往った友人が、遥か吾が名を呼ぶようになると、頑張っている我が身が疎ましくさえなる。
老病死はそれぞれ独立し たものではなく、死は生まれたときからの約束。
老や病は年齢を加えるにつれ、 死に加速をつける。
四苦八苦は人ごとではなく、我が身のことであった。
阿弥陀仏は、かねがねお念仏の仲間。
一回限りでも、お迎えくださるだろうが、六十歳を過ぎてからの自行のお念仏が精神安定剤になって、加行の際に誓った日課、念仏三百遍
がどうにか保てるようになった。
現在、死の恐怖はなくなり、老妻ともども安定
している。
願わくは臨終のタベもかくありたいもの。
老いは孤独に非ず。
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