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青少年の心の危機が叫けばれている昨今「仏教の教えを伝えていく揚が、また、一つ失われてしまいました。
以前、私も出演させていただいた日曜日の早朝のテレビ番組「宗教の時間」が春の番組改編のあおりで、三月で打ち切りになったのです。
「宗教の時間」は、昭和25年から続いていた長寿番組でした。
故正力松太郎氏が、戦後の価値観の混乱のなかで宗教情操の必要性を感じ、スポンサーなしの自主制作番組としてはじまりました。
その後、文字通り青少年の育成を日的とする財団法人全国青少年教化協議会(全青協)が加わったのが二年後のことです。
宗派の垣根をこえて、仏教のみならず、神道や艮問伝承などを紹介する番組で、早朝という時間帯にもかかわらず視聴率は2%前後(この時間帯の平均視聴率は0・5〜6%).と高く、およそ五十万人の人々親しまれてきましたし、それだけに番組の打ち切りは、残念でなりません。
春といえば、多くの伝統教団や本山では、会議を開き、新年度に向けての布教教化の施策や事業計画が話し合われます。
しかし、旧態依然とした機構の改革やIT(情報技術)化時代への対応などに精力を注がれ、次代を担う青少年教化は後手に回っているようです。
また、現代社会には「崇教はお断り」という状況もあります。
そうした中で伝統教団は青少年への対応がなかなかできないという声も聞きます。
かつて、お寺は、地域コミユニティ「の核としての性格をもっていました。
そこで、「子供たちのために何か出来ることはないか」という思いをもった私たち坊さんが集まり、京都府青少年教化協議会という青少年教化のグループを作り活動を続けています。
数年前からは、京都の特色をいかし、仏教系大学の児童教育や児童文化研究のサークルの学生さんたちとの交流会も始めました。
そこでは、人びとのニーズにこたえて誕生した江戸時代の寺子屋を、現代の価値観や風俗にとらわれないもうひとつ、の教育の揚として、また、地域コミニュティ(市民社会)の核として復活させようと試みています。
現代の寺小屋です。
それは、、仏教の可能性をよみがえらす活動であり、青少年の心に仏教の教えでもって、人や国、異なった文化を差別しない心、困った人を助けるやさしい心、自然や環境を大切にする心をはぐくみたいという願いで活動しています。
今年は各大学のサークル活動紹介をかねた、仏教の教えを素材にした人形劇を創作して、コンクール形式での発表会を開催してはどうかという声も上がつています。
どうぞ市民のみなさまのご支援をお願いいたします。
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